古いイメージのあるお灸だけど今では随分と進化していて、煙の少ない製品、あまり熱くならない製品、お灸臭くないアロマ的な香りにした製品等バリエーションが凄い。
その中でも「火を使わないお灸」は服を着たまま使う事が出来るので、1個当たりの単価が高いという所を除けば火の心配も臭いもなく気軽に使いやすい。
せんねんきゅう「火を使わないお灸 太陽」
30個入りの方が単価的に安いけど、頻度がそれ程でもないので今の所12個入りを買ってる。
中身は錠剤薬みたいに個別にパウチされたものが2列3段のシート状になっている。
12個入りにはお試しとして「火を使わないお灸 世界 Mサイズ」が2枚入っていて、これは65mm×78mmぐらいのカイロ状のお灸。

使用方法
- 使う直前にパウチから出す。
- お灸の裏のシールをはがしてツボに貼った後、頭のシールは簡単に取れないよう強めに貼られているのでお灸を押さえつつ頭のシールを剥がす。
- 熱がなくなるまで貼っておく。
先に頭のシールをはがしても悪くはないんだろうけど、すぐに発熱しだすから、落ち着いて配置したいのでツボに付けてから頭のシールを剥がしてる。
シールでくっついているのでつけたまま動けるし服の下でも大丈夫。
※熱く感じた時にすぐ取る事ができないような脱ぎにくい服、お灸を押さえて圧着するようなタイトな服で使うのはやめましょう。
火を使わないと大して熱くないのでは?
ズバリかなり熱い
「私にはぬるいです」みたいなレビューを真に受けてはいけない。
どのぐらい熱いかというと、温度がMAXだろうなという時には、お灸を人差し指と親指でぎゅっと摘まむ事ができないぐらい熱い。
体感に個人差はあっても、人間の皮膚の耐久温度としては大差はないはずなので、熱さを甘く見ない方がいいと思う。
熱いときにしている対応
- ティッシュを1cm角に切ったものをお灸部分につけておくか、熱いと感じてからお灸を半分はがしてつける
- 全部剥がさない程度にめくり少し浮かせて温度が下がるのを待つ
全部はがすと粘着力が落ちて再度貼る時には前ほど付かなくなってるから、全部はがしてしまわないのがコツ。
もし全くつかなくなったら、絆創膏のテープの所だけ切り取って、お灸のヘリの所に貼って固定するといいよ。※空気穴は塞がないように
熱いと感じたら我慢せずに、お灸を移動させたり剥がしたりして即時対応しよう。
裏面の注意書き

個人的な主な用途
- 胃痛がするけど胃薬を飲めない時
- 風邪の引き始め
- 肩こり
特に助かったのはツアー旅行で食べる→移動、食べる→移動で、食べた物が上手く消化できず胃がパンパンで苦しい時だった。
無理に水分を入れると最悪なトリガーになりそうだから胃薬が飲めないし、かといって消化がスムーズに進んでなさそう。
あまり抵抗なくリバースできる人はいいのだけど、自分はリバースに対する抵抗が強すぎて出来ないので、この状況は地獄だ。
そんなとき胃のツボである「中浣(ちゅうかん)」にお灸をすえると、かなり楽になって胃薬が飲めるようになったり胃パンパンが解消されたりしたから、旅行には「火を使わないお灸」を1個か2個持っていってる。
あと胃痛だけでなく風邪の引き始めにもよくて、ツボは「風門(ふうもん)」。
肩こりはツボも参考にしつつ、その周辺を探って一番痛い所にしてる。
※風門の位置はせんねんきゅうの13のツボにはなかったから、プレジデントオンラインの記事「1日も休めない社長のカンタン風邪予防術」の写真を参考にどうぞ。
箱についてる応募券を集めてプレゼントを貰ったことがある
12個入りの箱には「太陽1点」というプレゼント応募券が付いている。(太陽は火をつかわないお灸の名前)
これを10点集めて送ると、プレゼントとして12個入りの太陽が貰える。
後日、大変丁寧なお手紙とお灸太陽、そして何故か点火用の着火器具(使い捨てじゃない)が送られてきた。
せんねんきゅうさん、その節はありがとうございました、火を使わないお灸しかないので着火器具は蚊取り線香に使ってます。
1箱で1点だからなかなか集まらないけど、今もちゃんと集めてる。(そういや最近見ないけど失くしてないよな)
【結論】とっても便利、使う時は熱さに注意
火を使わないけど結構熱いから使用上の注意をよく読んで、使用中は肌感覚に十分注意を払って使おうね。
あと、肩に据えてると忘れて出かけたりするから、チラ見えしなければいいんだけど微妙な位置だと微妙にチラ見えしてるから要注意ね。